THYROID
甲状腺
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甲状腺疾患
甲状腺はのどぼとけの下に位置しており、甲状腺ホルモンという代謝を司るホルモンを分泌する臓器です。甲状腺疾患により甲状腺ホルモンが過剰となったり、不足したりすることで多彩な症状を来たします。
主な甲状腺疾患の分類
甲状腺の疾患は甲状腺の働きが変化する機能異常と形状の変化と2つに大別されます。(下記の通り、機能異常と形状の変化の両者を伴う場合もございます。)
大半は血液検査や超音波検査により診断がつきクリニックでの治療が可能です。必要に応じて専門施設へ紹介となる場合もございます。
大半は血液検査や超音波検査により診断がつきクリニックでの治療が可能です。必要に応じて専門施設へ紹介となる場合もございます。
1.甲状腺機能異常
甲状腺中毒症:甲状腺ホルモンが過剰
- バセドウ病
- 無痛性甲状腺炎
- 亜急性甲状腺炎
- 甲状腺機能性結節(プランマー病)
- 妊娠中(一時的なもの)
甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンが不足
- 橋本病
- 萎縮性甲状腺炎
2.甲状腺の形状異常
びまん性甲状腺腫:甲状腺が大きくなる
- 単純性びまん性甲状腺腫
- バセドウ病
- 橋本病
- 亜急性甲状腺炎
結節性甲状腺腫:甲状腺の一部にしこりが出来る
- 甲状腺腫瘍
主な甲状腺疾患の症状
甲状腺疾患は様々なきっかけや症状で来院されることが多い疾患群です。以下のような症状はございませんでしょうか。
こんな症状ありませんか?
~甲状腺疾患の症状~
1.甲状腺ホルモン過剰による症状
- 微熱
- 暑がりになり汗をたくさんかく
- 疲れやすい
- 食事量、運動量は変わりないのに痩せてきた
- 下痢しやすくなった
- 脈が早くなった
- 動悸がしやすい(心臓がバクバクする)
- 息切れがしやすい
- イライラしやすくなり、落ち着きがなくなった
- 以前より目が飛び出してきた(眼球突出)
- 手が震える
- 月経不順
2.甲状腺ホルモン不足による症状
- 体が冷え、寒がりになった
- 疲れやすい
- 食事量、運動量は変わりないのに太ってきた
- 便秘しやすくなった
- 脈がゆっくりになった
- 身体が重くだるく感じるようになった
- 何だかやる気が出ない(何事にも億劫である)
- 食欲低下
- 皮膚がカサカサと乾燥している
- 物忘れが多くなった
- 声が低くなったり、声のかすれがある
- 朝起きた時に顔や手がむくむ
3.甲状腺の形状異常による症状
- 頸部の腫れ
- 頸部のしこり