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  • 2025.04.16

    Yahoo!ニュースに澤口悠副院長の取材記事(洗顔時は「水」or「湯」 どっちを使えばいいの? 汚れ&余分な皮脂をうまく落とすコツ 医師が解説)が掲載されました。

     

     

    先日当院の澤口悠副院長が受けた取材記事が、本日Yahoo!ニュースに掲載されました。

     

    タイトルは「洗顔時は「水」or「湯」 どっちを使えばいいの? 汚れ&余分な皮脂をうまく落とすコツ 医師が解説」です。

     

    <要約>

    洗顔時の適切な水温と肌質別のポイント

    洗顔時には、肌質に応じた適切な水温を選ぶことが重要です。以下のような水温が推奨されています。

    • 乾燥肌・敏感肌:​30~34度程度のぬるま湯。この温度帯は、肌の汚れを落としつつも必要な皮脂を残し、洗顔による乾燥を防ぐことができます。

    • 普通肌:​35度前後のぬるま湯。体温よりわずかに低い温度のお湯で洗うことで、余分な皮脂や汚れを適度に落とせます。

    • 脂性肌(オイリー肌):​36~38度の体温と同程度、あるいは体温より少し高めのぬるま湯。皮脂分泌が多い肌は毛穴が開きやすく汚れもたまりやすいため、適度に温かいお湯で皮脂をしっかり落とすことがポイントです。

    冷水や熱湯での洗顔の影響

    • 冷水での洗顔:​冷水で洗顔すると一時的に肌が引き締まり、すっきり感じることがありますが、水温が低いと皮脂が固まり、毛穴が引き締まってしまうため、汚れや皮脂が落ちにくくなります。また、冷水は油分を十分に溶かせないため、クレンジング効果が弱くなります。その結果、落とし切れなかった皮脂やメーク汚れ、細菌が毛穴にとどまり、ニキビや肌荒れの原因となる可能性があります。

    • 熱湯での洗顔:​熱過ぎるお湯を使うと、必要な皮脂まで過剰に洗い流してしまい、肌の水分、油分のバランスが崩れて極度に乾燥します。その結果、肌のバリアー機能が損なわれてしまい、カサつきやかゆみ、刺激に対する過敏症状が出やすくなります。さらに、熱いお湯は顔の毛細血管を拡張させるため、洗顔直後に赤ら顔になり、特に赤みが出やすい肌質の場合、症状を悪化させてしまう恐れがあります。慢性的に熱いシャワーを顔にかける習慣があると、毛細血管がダメージを受けて赤ら顔が定着する恐れもあります。

    水やお湯だけの洗顔について

    • メリット:​乾燥肌や敏感肌の人には水洗顔が適しているとされ、洗顔料による刺激や油分の取り過ぎを防ぐことで、肌の潤いを保ちやすくなります。洗顔料が合わずにヒリヒリしてしまうような超敏感肌の人にとって、水だけの洗顔は刺激を最小限に抑える方法です。実際に、刺激を受けやすい敏感肌や乾燥肌の場合、下手に洗顔料を使って必要な皮脂まで除去してしまうよりもぬるま湯で軽く汚れを落とす程度の方が、肌状態が安定するケースがあります。例えば、一時的にニキビ治療中で肌が敏感になっているときや、アトピー性皮膚炎や湿疹が悪化しているときなど、強い洗浄剤が刺激になる状況では、しばらく水やぬるま湯だけで優しく洗顔するよう、医師から指示されることがあります。

    • デメリット:​水やお湯だけの洗顔では汗やホコリ程度しか落とせず、皮脂汚れを十分に除去するのは難しいのが現実です。毛穴に皮脂が残留して肌荒れやニキビの原因になりかねません。実際に、脂性肌やニキビ肌の人は水洗顔が不向きとされ、特に思春期のニキビ肌の場合や皮脂が多い男性の場合、水洗顔ではなく低刺激の洗顔料で余分な油分を落とすケアが必要です。また、洗顔で皮脂や汚れが残っていると、肌表面に膜を張った皮脂汚れがバリアーとなり、有効成分が角質層に届きにくくなります。

    まとめ

    洗顔時には、肌質に応じた適切な水温(ぬるま湯)を選び、洗顔料の使用を検討することが重要です。冷水や熱湯での洗顔は避け、肌への負担を最小限に抑えるよう心がけましょう。

     

     

    皮膚の状態は日々のスキンケアで大きく差が出てきます。

    是非一度ご覧頂き、洗顔にお役立てください!

     

    (記事は以下のリンクよりご覧いただけます。)