BLOG

ブログ
診療時間
内  科 - -
皮膚科・
形成外科
- - - - -
診療時間
9:00-13:00、14:00-18:00 / 祝日休み
(
受付時間
8:50-12:50、13:50-17:50
)
  • 2025.03.18

    Yahoo!ニュースに澤口達也院長の取材記事(健康診断で「白血球数が少ない」と指摘 “重病”のサイン!? 原因&必要な改善策とは 医師が解説)が掲載されました。

     

     

    先日、当院の澤口達也院長が受けた取材記事がYahoo!ニュースに掲載されました。

     

    タイトルは「健康診断で「白血球数が少ない」と指摘 “重病”のサイン!? 原因&必要な改善策とは 医師が解説」です。

     

    <要約>

    白血球の役割と種類

    白血球は、体内に侵入した病原体や異物を排除する免疫機能を担っています。主な種類とその役割は以下の通りです。

    • 好中球:​細菌感染に対する防御の第一線として機能し、病原体を貪食して感染を防ぎます。

    • リンパ球:​ウイルス感染やがん細胞に対する免疫を担当し、B細胞、T細胞、NK細胞に分かれます。

    • 単球:​血液中に存在し、組織に移動するとマクロファージに分化して殺菌作用や抗腫瘍作用を有します。

    • 好酸球:​寄生虫感染やアレルギー反応に関与し、特に線虫や吸虫などの防御に重要です。

    • 好塩基球:​ヒスタミンを放出してアレルギー反応を引き起こし、じんましんやアナフィラキシーなどに関与します。

    一般的に、白血球数は1マイクロリットルあたり3000~9000個です。

    白血球数が少ない原因

    健康診断で白血球数が少ないと指摘された場合、以下のような原因が考えられます。

    • 一時的な生理的要因:​風邪やインフルエンザなどのウイルス感染初期、強いストレス、過労、睡眠不足、栄養不足(特にビタミンB12や葉酸の不足)など。

    • 骨髄の機能低下:​再生不良性貧血や骨髄異形成症候群(MDS)、白血病や悪性リンパ腫など。

    • ウイルス感染症:​HIV感染症、B型肝炎、C型肝炎など。

    • 薬剤の影響:​抗がん剤、免疫抑制剤、抗精神病薬、抗てんかん薬など。

    • 自己免疫疾患:​全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチなど。

    • 遺伝的要因:​先天的な白血球減少症や慢性良性白血球減少症など。

    多くの場合、白血球数の減少は一時的であり、再検査で正常範囲に戻ることが多いです。しかし、再検査でも低値が続く場合や、他の症状がある場合は、追加の精査が必要となることがあります。

    対策と改善策

    白血球数が少ないと指摘された場合、以下のような対策が考えられます。

    • 生活習慣の見直し:​十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がける。

    • ストレスの軽減:​リラクゼーションや趣味の時間を取り入れる。

    • 栄養補給:​ビタミンB12や葉酸を含む食品(レバー、ほうれん草、卵など)を積極的に摂取する。

    • 医療機関での相談:​再検査や専門的な検査を受けることで、原因を特定し、適切な治療を受ける。

    白血球数の減少は、体の免疫機能に関わる重要な指標です。健康診断で指摘された場合は、放置せずに適切な対応を心がけましょう。

     

     

    当院では健診で異常を指摘された方も多数来院されており、今回は白血球が少ない場合に関しての解説をさせて頂きました。

     

    是非一度ご覧ください!

    (Yahoo!ニュース掲載期間終了したため元記事のリンクに変更しておりますが、内容は同一のものとなります。)