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  • 2025.04.29

    Yahoo!ニュースに澤口達也院長の取材記事(昼食後になぜか眠くなる…実は「糖尿病」の可能性も 専門医が説く眠気のメカニズム&改善法)が掲載されました。

     

    先日当院の澤口達也院長が受けた取材記事が、本日Yahoo!ニュースに掲載されました。

     

    タイトルは「昼食後になぜか眠くなる…実は「糖尿病」の可能性も 専門医が説く眠気のメカニズム&改善法」です。

     

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    <要約>

    昼食後の眠気の主な原因

    1. 血糖値の急上昇と急降下(血糖値スパイク)
      炭水化物中心の食事により血糖値が急激に上昇し、その後インスリンの作用で急降下することで、脳がエネルギー不足となり眠気を引き起こします。

    2. 副交感神経の働き
      食後は副交感神経が優位になり、心拍数や血圧が下がってリラックス状態となり、眠気を誘発します。

    3. 脳内ホルモンの変化
      インスリンの分泌によりトリプトファンが脳に取り込まれ、セロトニンやメラトニンに変換され、眠気を促します。

    4. 消化管ホルモン「コレシストキニン(CCK)」の作用
      脂肪やタンパク質の摂取で分泌されるCCKが満腹感とともに眠気を促します。

    5. 脳内の覚醒物質「オレキシン」の抑制
      糖質の摂取によりオレキシンの活動が抑えられ、眠気を感じやすくなります。

    特に糖尿病やその予備群の人は、インスリンの分泌や作用の異常により血糖値の乱高下が起こりやすく、強い眠気を引き起こすことがあります。

    昼食後の眠気を抑える対策

     ・低GI食品を選ぶ
      血糖値の上昇が緩やかな全粒穀物、豆類、野菜、乳製品などを選ぶ。

     ・食物繊維を多く含む食べ物を先に食べる
      野菜や海藻類、キノコ類などを先に摂取することで血糖値の上昇を抑える。

     ・タンパク質や適度な脂質を摂取
      魚や大豆製品、ナッツ類などを適度に取り入れる。

     ・食べ過ぎない、よくかむ
      腹八分目を意識し、ゆっくり食べることで血糖の急変動を防ぐ。

     ・食後に軽く体を動かす
      10〜15分程度の散歩やストレッチを行う。

     ・規則正しい生活と十分な睡眠
      生活リズムを整え、十分な睡眠を確保する。

    昼食を抜くことの影響

     メリット
      ・食後の眠気を避けやすい
      ・総摂取カロリーが減少し、体重管理に役立つ可能性がある
      ・胃腸を休める機会になる

     デメリット
      ・エネルギー不足により、集中力が低下したり疲労感が出たりする可能性がある
      ・次の食事で過食しやすくなったり、血糖値が上昇しやすくなったりする
      ・栄養バランスが偏る可能性がある
      ・基礎代謝の低下やリバウンドのリスクがある

    一時的な対策ではなく、適切な食事内容で昼食を取ることが推奨されます。

    食後の低血糖について

    食後にインスリンが過剰に分泌されたり、遅れて分泌されたりすると、血糖値が急激に下がる「反応性低血糖」が生じることがあります。また、胃の手術後に食べ物が胃にとどまらずに腸に流れ込む「ダンピング症候群」や、膵臓内でインスリンを過剰に分泌する腫瘍(インスリノーマ)が原因で食後の低血糖を引き起こすこともあります。食後に強い眠気やめまい、冷や汗、震え、動悸、強い空腹感などの症状が出たり、集中力が低下したり意識がぼんやりする状態に陥ったりした場合は、医療機関で検査を受けることが重要です。

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    是非一度ご覧ください!

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